ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook 第1戦
SUZUKA 5時間耐久レース

■レース概要
開催場所:鈴鹿サーキット/開催日:2022年3月19日(土)~3月20日(日)

■オベロン スポンサーチームの結果
・ST-1

#2 シンティアム アップル KTM 予選3位 決勝1位

より身近な車両で、プロとアマチュアが協力してチャンピオンを目指すモータースポーツ、スーパー耐久シリーズの第1戦が国内モータースポーツの先陣を切って行われました。
今シーズンもオベロンは、市販車をベースに手を入れた車両の中で最速クラスとなるST-1の#2シンティアム アップル KTM をサポートし連覇を目指します。
今シーズンは7戦の開催スケジュールですがピット作業の混雑等を考慮して毎戦一クラスを休止(24時間レースと最終戦は全クラス開催)、ST-1〜5クラスは全6戦の有効ポイント(任意の5戦分のポイント合計)でランキングを争います。ちなみにST-1クラスは第6戦岡山が休止の予定です。
第1戦SUZUKA 5時間耐久レースのライバルは昨年ST-1クラス2勝、ランキング2位の#38 muta Racing GR SUPRA。さらに昨年ST-Zクラス2勝でランキング2位の#47 D'station Vantage GT8RがST-1規定に車両を合わせて新規参戦と手強い2チームとの争いとなります。

3/19予選
桜の便りを聞くような陽気でしたが週末は一転、金曜土曜と冷たい雨のぱらつく難しいコンディション。今回の鈴鹿は3回のピットストップが義務づけられており最低でも4スティント(レースをピットインで区切るとらえ方。この場合はレースを4つに区切って戦略を練ることになります)で戦うことになり、#2シンティアム アップル KTMはABCD4人のドライバーでバトンを繋いでいく作戦です。予選のAドライバーとBドライバーの合計タイムは3番手となりましたが1位の#47 D'station Vantage GT8Rとの差は僅かコンマ5秒。CDドライバーも好調で車両とのマッチングも深まっており決勝での巻き返しに期待がかかります。

3/20決勝
天候は持ち直し、肌寒いですが晴れの決勝日となりました。クリーンなスタートで始まった決勝は、ST1クラス予選トップの#47 D'station Vantage GT8Rがスタートダッシュを決め、後続とのギャップを広げていきましたが、20分ほど経過したところで他のクラスの車両が最終シケイン手前でクラッシュ。FCY(フルコースイエロー)からSC(セーフティーカー)に変わりトップとの差が一気に縮まります。SCが解除されると14周目に#2シンティアム アップル KTMはクラス2位に上がり、19周目にはトップとテールトゥノーズになりますが抜くところまではいけません。
33周目までにST-1全車が1回目のピットインを終えた時点でついにトップに躍り出た#2シンティアム アップル KTMは2位の#47 D'station Vantage GT8Rとのギャップを40秒ほどに広げる事に成功、さらに60秒ほどまで広がったところで2回目のピットイン、今度は後続がジワジワ詰めて来ます。2位との差が30秒ほどに詰まったところで#2シンティアム アップル KTMは早めに3回目のピットインをしてペースを上げました。
全車が3回目のピットを終えた時点でトップをキープしていたのは#2シンティアム アップル KTM、2位の#47 D'station Vantage GT8Rとファステストラップを更新しあうスピード対決です。しかしこの2台の3回目のピットインのタイミングではもう一度給油しないと最後まで持ちません。虎視眈々と2台を追走する#38 muta Racing GR SUPRAは充分燃料は持つ計算です。はたして、ジワジワ差を詰めていた#47 D'station Vantage GT8Rはコース上のアクシデントで後退、102周目に4回目給油のみのピットインをした#2シンティアム アップル KTMはなんとかトップのままコースにもどり、#47 D'station Vantage GT8R は109周目に最後の給油。#38 muta Racing GR SUPRAはこの隙をついて2位を取り戻しました。レースは残り30分順位の変動はなく無事チェッカーとなりました。5時間のレースですが最後まで同一周回で争われた手に汗握るレースでした。

総合優勝はST-Xクラスの♯81 DAISHIN GT3 GT-Rがドックファイトを制し逆転で優勝を勝ち取りました。

応援ありがとうございます。今シーズンも無事に開幕を迎えることができました。耐久レースはただ一周の速さではない、みんなの力を合わせることで勝ち取るところが面白さです。連覇を目指し皆様の応援も力に変えて戦って参ります。次戦は5/10の公式テストを挟んで6/3~5第2戦、富士スピードウェイでの24時間レースです。次回も応援ヨロシクお願いいたします!

公式リザルト
https://supertaikyu.com/asp/wp-content/uploads/2022/03/2022r1_fin-b.pdf
公式チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=tqWzyv-ofC4&t=24710s

ST-1決勝(Rd-1 Suzuka circuit)

PosNoTeamCar NameDriverLapTotal Time
12KTM Cars JAPANシンティアム
アップル KTM
IDA TAIYO / 高橋一穂 /加藤寛規 / 吉本大樹1255:03’14.024
238TRACY SPORTS
Muta racing
GR Supra
堤優威/中山雄一/
松井宏太
1245:01’24’.939
347D'station RacingD'station Vantage GT8R星野 辰也/織戸 学
/浜 健二
1245:02’07.201