2021 AUTOBACS SUPER GT Round4「MOTEGI GT 300km RACE」
(2021 SUPER GT第4戦もてぎ)

■レース概要
開催場所:ツインリンクもてぎ/開催日:2021年7月17日(土)~7月18日(日)
(17日…晴/ドライ、18日…晴/ドライ)

■オベロン スポンサーチームの結果
・GT500

#17 Astemo NSX-GT予選14位/決勝14位

・GT300
#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT予選14位/決勝8位
#60 SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT予選23位/決勝12位
#96 K-tunes RC F GT3予選22位/決勝13位

第3戦が延期され先に開催されることとなった第4戦のもてぎ大会。もともとストップ&ゴーが多いこのコースに猛暑が加わり、タイヤやブレーキへの負担の増加が気になります。
SUPER GTではシーズンを通して拮抗した闘いが続くよう、ドライバーのポイントによってハンデが加算されていきます。このハンデをサクセスウエイト(SW)と呼びます。GT500クラスは1ポイント×2kgのウエイトを積むことになり、50kgを越えると加えて段階的に燃料流量を絞ってパワーも規制します。GT300クラスは1ポイント×3kgを加算します。シーズン終盤の第7戦に半減し、最終第8戦ではノーハンデになります。
第2戦で優勝した#17 Astemo NSX-GTはSW52kg、#60 SYNTIUM LMcorsa GR Supra GTはSW69kgを積んでいます。もう1人乗っているようなもので、ハンドリングや加速、タイヤ・ブレーキへの負荷に大きく影響します。ハンデを背負った好調なチームとこれからのチームの攻防がSUPER GTの醍醐味――とはいえ、加速にも減速にも影響するSWは猛暑のもてぎでは特に厳しいかもしれません。逆にいうとSWの軽いチームにはチャンスといえます。

7/17 予選
予選開始時のもてぎは気温33℃、路面温度45℃。第2戦まで予選決勝と上手く噛み合っていなかった#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTですが、今回は公式練習から良い流れを掴み、Q1においてAグループ6番手、Q2 では今一つタイムが伸びませんでしたが14番手となり、明日の決勝は中段からのチャレンジです。
ソフトタイヤでタイムアップを狙った#96 K-tunes RC F GT3はタイヤがマッチしなかったのかQ1敗退22位。SWの軽い上記2チームは明暗が分かれました。
#60 SYNTIUM LMcorsa GR Supra GTはクルマのバランスは良いものの、重さゆえか一周だけの瞬発力が発揮できずQ1敗退23位となりました。
#17 Astemo NSX-GTもSWの影響で一発のタイムに苦しみ0.6秒ほどの差でQ1突破ならず14番手。3チームは後方から追い上げ、決勝のロングランの中で上位を狙います。

7/18 決勝
真夏の様相を呈した日曜日午後1時、300km先のゴールを目指すレースが始まりました。気温33℃、路面温度51℃で陽炎の立つ中、比較的落ち着いたレーススタートです。
#17 Astemo NSX-GTはオープニングで1つ順位を上げてさらに前を狙いますが、パワーを抑えられたうえ、序盤の重い車体では中々前車を抜ききるところまでパフォーマンスを発揮できません。
重さに苦しむ#60 SYNTIUM LMcorsa GR Supra GTも同様ですが、周回数1/3を過ぎたところで早めのピットインをして流れを変化させます。コースに戻ると自己ベストを記録しながら少しずつポジションを上げていき、終盤までペースを落とさず周回を重ねます。最終的にはポイント圏まであと少しの12位でレースを終えました。惜しいノーポイントレースでしたが、重い車両と高温の状況下でも後半はトップグループと遜色のないパフォーマンスを発揮できたことは大きな収穫で、次戦につながるレースとなりました。

もてぎのコースとの相性がいまひとつの#96 K-tunes RC F GT3ですが、オープニングからじわじわポジションを上げ、周回数が1/3を越えるピットイン前には18位、コースに戻った後も勢いは衰えず徐々にポジションを上げていきます。ポイント圏の10位にあと10秒まで接近しましたが、ハイペースのロングランにタイヤが音を上げてしまい終盤でペースダウンし、13位でレースを終えました。チームからは、優勝経験もある相性の良い鈴鹿に向け、「次戦はレースペースをもう少し改善できるよう準備を進めたい」と、楽しみなコメントが出ています。

一方、#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTはピットインを後半に持ってくる作戦。燃料で重い車体を慎重に走らせながら確実にポジションアップし、2位までポジションを上げたところでピットイン。前半の好調な走行でつかみ取ったマージンが効いて8位でコース復帰。するとコンスタントにペースを維持してそのまま後続を振り切りゴール! 今季初ポイントを獲得しました。

#17 Astemo NSX-GTも1/3を過ぎたところでピットイン。13位でコースに復帰すると、アウトラップからペースアップ。順位を9位まで上げさらにペースアップを図ろうとした48周目、突如シフトアクチュエーターのトラブルでシフトチェンジできなくなり、戦列を離れるとそのままピットでレースを終えました。規定周回数を満たしていたため、14位完走扱いとなっています。
残念なノーポイントレースとなりましたが、SWの影響でオーバーテイクは難しい状況でも、ポイント圏まで進出できたことやクルマのペース自体は良かった点など収穫もあり、粘りの走りでシーズン後半に向けてポイントを狙える実感を掴んだようです。

GT500クラスはドックファイトが最初から最後まで続きましたが結果的に#1 STANLEY NSX-GTがポールトゥウィン。
GT300クラスは#2 muta Racing Lotus MCがFCYのタイミングでピットインし、なんとタイヤ無交換作戦を成功させ優勝しました。

* * *

第4戦も応援いただきありがとうございました! 各チームが苦戦する中で、#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTが今季初入賞を決めることができました。
次回は延期となっていた第3戦の鈴鹿大会が8/21~22に開催されます。まだまだ暑い中でのレースとなりそうですが、オベロンサポートチームの4チームとも、さらなる上位を目指して準備を進めています。シーズン折り返しに向けた4チームの活躍にご注目ください! 引き続き、各チームへの応援をどうぞよろしくお願いいたします。
※本ページのレース写真は各チームよりご提供いただいたものです。

■公式リザルト/各チームのレースレポート(随時追加)
SGT公式
https://supergt.net/
https://supergt.net/results/index/2021/Round4
#17 Astemo REAL RACING
https://www.real-racing.jp/?p=11514
#30 apr
https://www.apr-racing.com/racing/2021-super-gt/%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88/
#60 LMcorsa
https://www.osaka-toyopet.jp/otg-ms/super_gt_lmcorsa/report/3330/
#96 K-tunes Racing
http://supergt.net/upload/9235_96_GT2021_%E7%AC%AC4%E6%88%A6_%E6%B1%BA%E5%8B%9D%20.pdf