2021 AUTOBACS SUPER GT Round2「たかのこのホテル FUJI GT 500km RACE」(2021 SUPER GT第2戦富士)

■レース概要
開催場所:富士スピードウェイ/開催日:2021年5月3日(月)~5月4日(火)
(3日…曇/ドライ、4日…晴/ドライ)

■オベロン スポンサーチームの結果
・GT500

#17 Astemo NSX-GT予選11位/決勝1位

・GT300
#60 SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT予選3位/決勝1位
#96 K-tunes RC F GT3予選13位/決勝14位
#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT予選18位/決勝18位

昨年は夏からシリーズがスタートしたため、2年ぶりとなるゴールデンウイークの富士500kmRACEが開催されました。1周4,563mのコースを決勝ではGT500が1分30秒台の前半、GT300だと1分40秒台の前半で周回します。今回は、通常よりレース距離が200km長く、2度のピットストップが義務づけられており、GT500で1分20秒前後の時間を使います。
また、本レースではコース上のトラブル解消のため、セーフティーカー(SC)運用だけでなく、フルコースイエロー(FCY)が導入されました。FCYが宣言されるとコース上の全車両に通知され、同時に80kmの速度制限が行われます。追い抜きや、宣言中の新たなピットストップは禁止です。SCの場合は、隊列を組み直すので先行車と後続の間隔がリセットされてしまいレースに大きく影響することがありますが、FCYの場合は、隊列を組まず全車同時に速度制限されるので、先行車は後続との間隔を維持したまま走行が続き、レースへの影響は少なくなることが期待されます。

<5/3 予選>
無事に観客の前で開催されたSUPER GT第2戦、GWということもあり、3日(月曜日)の予選も賑やかな雰囲気で行われました。
オベロンのサポートチームの中で飛び抜けて好調といえるのが、GT300の#60 SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT。シェイクダウンして2戦目のマシンのセットアップを順調に進めQ1をグループトップで通過し、Q2では3位を獲得しています。
GT500の#17 Astemo NSX-GTは、マシンバランスの調整に苦戦中のうえ、タイムアタックのタイミングがうまくはまらず、予選順位は11位となりました。
GT300の#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT、#96 K-tunes RC F GT3の2チームは、富士との相性が今ひとつしっくりきません。#96 K-tunes RC F GT3(予選13位)と#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(予選18位)の決勝は中段からのスタートとなりました。 決勝は、普段の1.6倍の長丁場、スピードだけでなく戦略とチーム力も影響するレースです。予選だけで結果は占えず、目が離せない展開が期待されます。

<5/4 決勝>
14時30分、初夏を思わせる日差しの中レースがスタート。混乱なく始まったかと思いきや、3周目には早速SCが入り一筋縄ではいかないレースを予感させます。
そんな中#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTはオープニングラップに順位を3つ上げると快調に走行を続け、33周あたりでは6位まで順位を上げますが、1回目のピットストップで21位までポジションダウン。#96 K-tunes RC F GT3はスタートで順位を落とすも、13位に戻した25周目に早めのピットストップで26位に後退します。
#60 SYNTIUM LMcorsa GR Supra GTは、オープニングラップで2位に上がり、そこからトップとハイペースなドッグファイトが20周以上続きました。
#17 Astemo NSX-GTは、想定よりも上がらないペースに苦しみながらもポジションを1つ上げた32周、予定通り1回目のピットストップ。するとこのタイミングでコース上にトラブルが発生し、期せずして1回目のFCYが発動したため#17 Astemo NSX-GTは順位を落とさず10位でコースに復帰できました。FCY解除後ライバル達が次々ピットインして順位を後退させる中、順調に周回し全車のピット作業が終わった段階で1位に躍り出ました。

#60 SYNTIUM LMcorsa GR Supra GTは、全車が1回目のピットストップを終えた44周目に7位、51周目に6位、さらにペースを上げて62周目5位、64周目4位、66周目3位と着実に順位を上げ、序盤トップを争ったライバル車を抜き、71周目トップに立ってから最後のピットイン。ミスのない作業で素早く送り出し3位でコースに復帰しました。
一方、#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTは14位まで戻しますが、接触のアクシデントによるドライブスルーペナルティの消化と最後のピットインを終え25位でコース復帰。#96 K-tunes RC F GT3は11位で最後のピットインとなり、21位でコースに戻ります。

どちらのチームも大きなトラブルなく順調に周回を重ね、最後まで順位を挽回していきますがペースが伸びず、#96 K-tunes RC F GT3は14位、#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTが18位まで戻したところでフィニッシュとなりました。今回は悔しいレースでしたが、第3戦の鈴鹿は、#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTのホームコースであり、#96 K-tunes RC F GT3は過去2勝している、両チームとも得意とするコースです。次戦のチャレンジにご注目ください!

さてGT500のトップに立った#17 Astemo NSX-GTは、最後のピットイン後79周目に2位に陥落。そこからトップとのドッグファイトが続きますが、追いついてきた後続に隙を突かれて3位にポジションダウンし、3台のトップ争いに発展しました。
97周に3回目となるFCYの発動中にトップのペナルティが認定。優勝争いは2位の車両が一気に有利になりましたが、FCY解除後、今度は2位が車両トラブルでストップ。残り10周で#17 Astemo NSX-GTは再びトップに立ちますが、思ったようにペースアップできません。厳しい後続のプレッシャーを受けますが、意地の走りで防ぎきり、ついにはトップでチェッカーを受けました。

GT300は、コース復帰後の#60 SYNTIUM LMcorsa GR Supra GTが猛プッシュ、81周目に2位上がると9秒先のトップを追い上げます。87周目で7.7秒差、93周目には6.2秒差と徐々にギャップを詰めていくと96周目にトップが突然スローダウン。#60 SYNTIUM LMcorsa GR Supra GTがトップに立つと、後続からの追撃を振り切り勝利をつかみ取りました。

#60 のLMcorsaは、レースカーの活躍をサポートし、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたメカニックに送られる「ZF Award」を受賞しました。「前日も遅くまで整備に精を出し、今年から導入したニューカーを2戦目にして勝てるマシンに仕上げた功績」が受賞理由として挙げられています。チームLMcorsaの皆さん「SGT 第2戦富士500km ZFアワード」の受賞、まことにおめでとうございます!

* * *

第2戦も応援いただき、ありがとうございました。オベロンサポートの2チームが接戦の続くGT500、GT300両クラスを制覇することとなりました(優勝の速報レポートはこちら)。どちらのクラスも最後まで手に汗握るレース展開となる中で優勝のご報告ができ、ご覧の皆様に少しでも元気を送ることができましたら幸いです。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、三重県鈴鹿市に「まん延防止等重点措置」が適用されたことを受け、5月末に開催予定だった第3戦鈴鹿大会は8/21~22に延期となりました。第4戦は7/17~/18にツインリンクもてぎで開催予定です。これからもオベロンサポートチームへの注目、熱い応援をよろしくお願いいたします!
※本ページのレース写真は各チームよりご提供いただいたものです。

■公式リザルト/各チームのレースレポート(随時追加)
SGT公式
https://supergt.net/
https://supergt.net/results/index/2021/Round2
#17 Astemo REAL RACING
https://www.real-racing.jp/?p=11346
#30 apr
http://supergt.net/upload/SGT2%E5%AF%8C%E5%A3%AB30.pdf
#60 LMcorsa
https://www.osaka-toyopet.jp/otg-ms/super_gt_lmcorsa/report/3163/
#96 K-tunes Racing
http://supergt.net/upload/96_21_Round2r.pdf