ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook
第5戦 もてぎ スーパー耐久5時間レース

■レース概要
開催場所:モビリティリゾートもてぎ

開催日:2022年9月3日(土)~9月4日(日)

■オベロン スポンサーチームの結果
・ST-1

#2 シンティアム アップル KTM 予選3位 決勝3位

今回のもてぎ戦では、お休みのST-3クラスを除いた全クラス51台が混走で5時間後のチェッカーを目指します。5時間レースなのでピットストップ(ドライバー交代のある)の義務は3回。ST-1は次回の第6戦がお休みになるので今回が最終戦前の大事なレースとなります。ポイントスタンディングは1位ですが2位とは17.5ポイント差、しっかりポイントを取って少しでも差を広げたい所です。
スーパー耐久シリーズは各クラスでチーム同士チャンピオンシップを競います。ポイントはレース距離に応じて3種設定されています。ST-X、ST-Z、ST-TCRは7戦中6戦の有効ポイント制を取っています。歴史的に有効ポイント制は不慮のトラブルからの救済を目的にしていましたが、エントラントの負担軽減も副次的な効果です。ST-1、ST-2、ST-3、ST-4 、ST-5は大会ごとに1クラスが休止して年間6戦で競うので全戦ポイント有効です。また全クラスポールポジションは2ポイント獲得できるので予選も気が抜けません。

9/3 予選
金曜までは雨の影響もありましたが土曜はドライで走ることが出来ました。#2シンティアム アップル KTMは練習走行から順調にプログラムを消化し、迎えたAドライバー予選では難なくクラス唯一の58秒台をマーク、ポールポジションへの期待が高まります。良い流れを受けてBドライバー予選に突入したのですが、コースイン早々クラッチトラブルで走行不能、残念ながらタイム計測できず決勝は第一グループ(ST-X、ST-Z、ST-TCR、ST-1、ST-2、ST-Q)の最後尾、総合29番手からのスタートとなりました。ちなみにST-1クラスのトップは総合8番手、間には20台いる計算です。
ポイント争いは拮抗しているのでノーポイントは避けなければなりません、第一目標は完走してポイント獲得そして5時間かけて一つでも上のポジションを目指します。

9/4 決勝
#2シンティアム アップル KTMはエキスパートドライバーでスタートし、のっけからオーバーテイクを繰り返してポジションを上げていきます。2周目には10台抜いて総合18番手、7周目には総合10番手ST-1クラス2番手までジャンプアップ。25周目にはST-1クラストップを走る#47 D'station Vantage GT8Rに5秒差まで詰めよりますが、30周目に1回目のピットイン。
今回ピットイン義務の回数は3回ですが#2シンティアム アップル KTMは4回を予定し最初の2つのスティントはドライバー交代無しの連続走行で追い上げます。総合19番手ST-1クラストップと1分30秒差の3番手でコースに復帰、再びクラス上位を上回るペースを取り戻し、順調にポジションを回復していきます。
37周目にはクラス2番手を走る#38 muta Racing GR SUPRAの1回目のピットインにともない2位に浮上、54周目#47 D'station Vantage GT8Rが2度目のピットストップに入ったためクラス1位に。60周目には#2シンティアム アップル KTMも2回目のピットストップでドライバー交代し1分20秒差の3番手でコースに復帰。拮抗したペースの中1番手は3度目、2番手は2度目のピットインをしたため82周目には再び1位に浮上、差を詰めながらピットインの度に順位を入れ替える接戦です。
ところが84周目、#2シンティアム アップル KTMも3回目のピットインでドライバー交代をしますが作業終了後エンジンがかかりません。第4戦でも起きたスタータートラブルが発生し、解決までに10分以上の時間を費やしてしまいました。結果ST-1の上位と5ラップ差がついてしまいましたが#2シンティアム アップル KTMはペースを緩めることはなく(実際ST-1の決勝のファステストは100周目に記録しました)残り48周を走り切り3位でチェッカーを受けました。
4人のドライバーのタイムも良く優勝の争えるレースだっただけに悔しい結果ですが、まずは完走を果たしポイントできたことは幸いでした。これでランキングは2位との差がわずか3.5ポイントになりましたが首位を堅持。最終戦に向け集中力を高めていきたいところです。

総合優勝は序盤の上位陣のトラブルを尻目に快調に周回をこなしたST-Xクラスの♯888 Grid Motorsport AMGが残り50分でついにトップに躍り出るとそのままトップチェッカーを受けシーズン2勝目、ST-Xクラスのランキングも0.5ポイント差で首位に立ちました。

第5戦応援ありがとうございました。今回は残念ながら予選決勝とトラブルに泣きましたが、ドライバーも車も充分なスピードを発揮できており勝機はまだあります。第6戦はST-1クラスがお休みなので次のレースは11/26~27最終戦鈴鹿となり、このレース勝ったものがクラスチャンピオンという痺れる展開となりました。チャンピオン獲得に向けしっかりと準備して臨みますので熱い応援よろしくお願いいたします!

公式リザルト
https://supertaikyu.com/race/files/result/2022/2022r5_fin.pdf
公式チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=VMx_-9z809k

ST-1決勝Rd-5 Motegi

PosNoTeamCar NameDriverLapTotal Time
247D'station RacingD’station Vantage GT8R浜健二/織戸学/JAKE PARSONS1395:01’51.859
138
TRACY SPORTSMuta racing GR Supra堤優威/中山雄一/
松井宏太
1395:02’16.385
22Ksフロンティア KTMカーズシンティアム
アップル KTM
井田太陽/高橋一穂/加藤寛規/吉本大樹1335:01’00.279