ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook 第7戦 SUZUKA  5時間耐久レース

■レース概要
開催場所:鈴鹿サーキット

開催日:2022年11月26日(土)~11月27日(日)

■オベロン スポンサーチームの結果
・ST-1

#2 シンティアム アップル KTM 予選1位 決勝1位

第6戦はST-1クラスがお休みだったので6レース目となった最終戦の鈴鹿。今回も5時間レースなのでピットストップ(ドライバー交代のある)の義務は3回。 スーパー耐久レースはチームでチャンピオンシップを争うシリーズ。ここまでのポイントは1位が#2シンティアム アップル KTM 132.5点(ウエイトハンデ+60kg)、2位#47 D'station Vantage GT8R 129点(+60kg)、3位#38 muta Racing GR SUPRA 110点(+30kg)。ランキング2位との差は僅か3.5点、レース優勝と2位のポイント差は7.5点、したがって勝った方がチャンピオンとなります。鈴鹿は昨年も優勝している験の良いサーキットであり、予選1位は2点獲れるので予選から力が入ります。

11/26 予選
ドライで行われた土曜の予選 #2シンティアム アップル KTMは走りはじめからトラブル無く順調にセットアップが進み、ジェントルマンが担当したAドライバー予選では2番手、プロドライバーが担当したBドライバー予選は1番手、C.Dドライバーも昨年のタイムを大幅に更新。A.Bのトータルタイムでは今季2度目のポールポジションを獲得し、ポイントを2点追加し2位と5.5点差に広げました。最終戦特有の熱のこもった走りのせいか予選は赤旗で中断する場面もあったので、9クラス57台が走る決勝では全力を出すのは勿論ですがアクシデントを避けながら確実な走りが求められます。

11/27 決勝
穏やかな天候の中定刻より4分遅れてスタートが切られました。直後から最終戦らしく白熱した展開で他クラスでは接触やスピンがあり1周目からFCY(フルコースイエロー)がでるなど不安定な始まりです。FCY解除のタイミングにバックストレートで#38 muta Racing GR SUPRAがトップに躍り出ますが、慌てず3周目の1コーナーで#2シンティアム アップル KTMがトップを取り返すと、ベストラップを刻みながらじわじわ後続との差を広げていきます。開始1時間を前後して各クラスにトラブルが続発し、FCYとSC(セーフティーカー)が連発。1時間20分の時点では130Rでアクシデントも発生し再びFCYからSCに。このタイミングで#2シンティアム アップル KTMは給油でポジションを落としますが、レース再開後再びトップを奪い返します。この混乱の影響で#38 muta Racing GR SUPRAは優勝争いから後退してしまいます。
レースも折り返しを迎えた時点で一回目のドライバー交代、2番手も同時に給油に入ったため順位変動無く、逆に1−2番手間のギャップを広げていきます。残り2時間を過ぎたあたりでデブリ回収のためFCYがでましたが、他に大きなアクシデントもなくレースが落ち着きを見せてきました。
残り1時間半を過ぎたところで二回目のドライバー交代、トップのままコースに復帰しますがライバルは丁度プロドライバーのスティントとなりギャップをぐいぐい縮めてきます。その差が45秒となった残り1時間あたりで最後のドライバー交代。ストップ時間を最小限にまとめますが2番手に後退、トップに立った#47 D'station Vantage GT8Rとは28秒差。ここからファステストを記録しながらハイペースで追い上げていきます。 しかし9秒差まで追い上げた残り40分、ピットロードの速度違反でドライビングスルーペナルティーの裁定がおりました。ギャップが30秒以上に広がりましたが集中を切らさず再び前を追いかけます。ところが残り20分となり14秒差まで詰めたところで再びドライビングスルーペナルティーの裁定、その結果ギャップは40秒となり難しい状況となりましたがレースはチェッカーを受けるまでわかりません。はたして、優勝を目前にした#47 D'station Vantage GT8Rが残り10分の時点でピットに戻ってきました。どうやらゴールまで燃料が足りなかった様子で、給油している横を最後までアクセルを緩めなかった#2シンティアム アップル KTMが追い抜いていきます。波乱のレース展開となった最終戦は #2シンティアム アップル KTMがポールトゥウインをかざり2年連続となるシリーズチャンピオンを獲得しました。

今シーズンも応援ありがとうございました!スピードを発揮することも出来ましたが細かいトラブルも多く安定して強さを発揮できないシーズンとなりました。しかしここと言う場面で実力を発揮することができチャンピオンを手にすることができたのは、ひとえに皆様の応援あっての事と思います、ありがとうございました。今後とも一番身近なモータースポーツの一つであるスーパー耐久へご注目いただきますよう、またオベロンとともにチャレンジするチームへの引き続きの応援よろしくお願いいたします!

公式リザルト
https://supertaikyu.com/race/files/result/2022/2022r7_fin.pdf
公式チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=_2mJTT0pj2o&t=24071s

ST-1決勝(Rd-7 Suzuka)

PosNoTeamCar NameDriverLapTotal Time
12Ksフロンティア KTMカーズシンティアム
アップル KTM
井田太陽/加藤寛規/
高橋一穂/吉本大樹
1175:01’30.362
247D'station RacingD’station Vantage GT8R浜健二/織戸学/JAKE PARSONS1175:02’13.829
338TRACY SPORTSMuta racing GR Supra堤優威/中山雄一/
松井宏太
1165:02’21.192